市場VS番長
仕事で毎週、巷ではどんなファッションが流行っているか市場調査を
しているんだけど、私はこれがすごく苦手です。
うちの卸先に来る買い物客にはどういう服が売れるかっていうのも
合わせてのリサーチなんだけど、その買い物客ってのが年代もバラバラだし、
土地によっても(大概が田舎)全然好まれるものが違うから、
誰に向けて売れそうかっていうのが未だに掴めない。。
あと、いま自分が古着にハマっているから新品の洋服を見てもかわいい!って
ピンと来ないのがつらい。
ほんと、いまはヴィンテージの服を見るのが楽しくて仕方ない。
昔の服には自由を感じる。
例えば流行のアイテムには、こう着れば”正解”っていうのがあって、
違う着方をするとおかしく見えちゃうことが多々ある。
ファッション誌のコーディネート提案の影響かな。
でも昔の服はそういうしがらみがなくて純粋にその一着を楽しめる。
それに、昔の人が作って、大事に着て、きれいなまま残されて、
現代を生きる私もそれを素敵に感じるっていう道すじがミラクルで感動する。
だからお金を使っちゃっても後悔しない。
縫製を見るのもおもしろい。
きれいに縫ってあっても少し失敗してあっても、どっちも愛おしく感じる。
手まつりされてたりすると心掴まれる。。
ただし新品の洋服が雑な作りだったりするとすごく許せない。
今の会社が仕入れている服の縫製が汚いから余計敏感になっているというのもあるけど。
その点で、前の縫製工場にいたことは役立っているなぁ。
あと、やっぱり影響をうけるのは番長の大森さんだろう。
番長は破れたTシャツにデニムっていうシンプルな格好でも、
メッシュのピンクのセーラーカラートップス(笑)でも似合っちゃう。
格好いい人。
番長の意見には全幅の信頼を寄せている私。。
また、ショップ巡りできる日を楽しみにしています。