若い子の目線にむりやり立つ

うちの会社はあるレディスブランドの卸をやっています。

で、もう一個、オリジナルのブランドもやってます。

ブランドができて五年くらい経つみたいなんだけど

今まで仕入れが多かったからか、コンセプトみたいなのが

決まってなくて。

でも最近、社長が会議で卸先の店の中でとにかく“目立つ”存在

になろう!って言い出した。

社長はいまの名もない、直営店も一個もないうちのオリジナル

ブランドをルミネに出店することが夢なんです。

それがアパレル業界の社長たちの間ではステータスなんだろう。

だから次の会議までに各自”目立つ”ファッションピープル、

ブランド、ブロガーを用意してこいと。

そしてブランドのターゲットは19歳〜24歳にするとの衝撃発

言が飛び出した。なんか、そのゾーンがぽっかり空いてるらしい。

でも私たちには19〜24の女の子の目線に立つのが難しい。。

なんせみんな30オーバーですから。

企画の子は25歳だけども。

でもいろいろブーブー思うことはあったけど社長には逆らえな

いから探したよ。。

海外ブロガー、ミュージシャン、コレクションサイトなど。

そして最終的にアイコンとして“鈴木えみ”がいーんじゃないか

という結論に達しました。

ブログ毎日upされるし、おしゃれだし、女子力あるなーと

おもって。私服を公開してくれるのもポイントだ!

ミュージシャンとかだとかっこいいけど、なかなか

普段どんな感じかわからないし。

ということで、彼女がプライベートでもよく着ている、ある

ブランドの雑誌の切り抜き(モデルはもちろんえみちぃ)

を持っていきました。

テーマは”日常のなかに交わる色っぽさ”。笑

いーーじゃんこれ!


そして当日、各自いろんなものを持ってきて、なんだかんだ

なったけど、結論は出なかった笑

でも社長の最後の一言。

次の次の会議までにいまのみんなの色んな意見をまとめて

一型絵型を持って来て。

えーー。うそー。。

意見全員バラバラだったのにぃーー。笑

まぁどうなるんだかわかんないけど。

若い女の子にはこんなのがうけるんじゃないかっていう

服の画像を集めてまた打ち合わせすることに。

たのしいね。

だけど設定が若い女の子っていうのになったから

私のモチベーション下がったのは否定できない。

だったらアラフォーとかのほうがいいな♪

ま、いいや。

とにかくネットサーフィンして集めよう。

街にリサーチに出掛けてもその場ではあんまりピンと

こないんだよな〜〜。

なんか、流行りものに敏感でいることに向いてない。

非常に疲れる。

仕事では月イチのアトリエセールがいちばんたのしい。

仕事ではっていうか、生活の中でいちばんたのしい。

お酒飲んだり買い物したりするより駒場の奥様たちに

似合う服を、カラーを選んでそれで喜ばれるのがすっごい

うれしい。じーーんとくる、、。涙

うすうす勘づいていたけど洋服屋がやりたい。。


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