荒木経惟写真集展

先週末、IZU PHOTO MUSEUMでやっていたアラーキーの写真

集展に行ってきました!

写真家生活50年のなかで発表された450冊もの写真集の展覧会。

私が行った6/10はアラーキー本人と写真評論家の人が「マン

ダラ宇宙」というテーマで対談するという日でした。

アラーキーの作品と言えば生々しい女性のヌードが有名ですね。

あとは愛猫チロちゃんとか花とか奥さんとか。

でもやっぱヌードがいい。

私がアラーキーの写真を初めて見たとき(中学生くらい?)の

感想は「あ、こんな裸してていいんだ〜」です。笑

「ここ、こんなになってていいんだー」とか。

いろんな裸があるなぁ。この女の人きれいじゃないけど

嬉しそうにヌード撮られているなぁとか。。

アラーキーの撮った女性を見ていると自分のことを肯定できる

ような、明るいパワーを漠然と感じたんだと思う。。

あと、印象的だったのは雑誌オリーブを読んでいた頃、

アラーキーvs市川実日子」の特集で、アラーキーが撮った

実日子ちゃんが普段の写真と全く違う顔して写っていたこと。

少女じゃなくて女の顔だった。笑

というわけで伊豆くんだりまで行ってきました〜。

そこには素晴らしい庭園と、ヴァンジ彫刻美術館とか、

見所がたくさんあります。クレマチスの丘で検索すると

でてくるよ〜。

なんだかんだ色々おもしろかったんだけど、省きます。


アラーキーと評論家の人の対談はぜんぜん「マンダラ宇宙」

じゃなく、過去の作品をスライド上映していくというものに

急遽変わったんだけど、すっごく面白かった。

アラーキーやっぱ自分のこと天才って言ってた。笑

「天才だからアタシが撮るとこうなっちゃう」とか

「絵もいいし、書もいいし、剃るのも上手いし」とか言って

絵と書が入った写真の次に切り替わった女性の陰毛をカミソリ

で剃ってる写真を見ながら言ってた。みんな爆笑。

大体一枚の作品に付き一回は笑わせてくれる。

妻ヨーコさんの病室からの写真とかせつないのもあったけど。

私がわ〜っておもったのは漫画家岡崎京子の写真。

あーこんな顔してるんだって初めて知った。

美人でおしゃれな顔してた。本人の描くマンガのキャラクター

みたい。「映画へルタースケルターなんてみなくていいよっ」

て毒吐いてた。笑

あとはモノクロで撮るのがやっぱり好きなんだって。

なんでか理由は忘れちゃった。。

そしてやっぱりフィルムだって。

フィルムに傷をつけてから撮った写真もあった。

意識してはいないけどやっぱりどこかにアンチデジタルという

のがあるんだろうね〜って言ってた。

あー楽しかった。めちゃくちゃファンキーな人だよ。

評論家の飯沢さんもアラーキーをたしなめる感じの役割で

笑えた。

最後にパチリと一枚、トークショーを聴きにきた150名を

撮ってくれた。どこかに載るのかなぁ。

一緒に行ってくれたおの君ありがとうございました。

たのしかったね〜。